地底電波塔

気が向いたときに勢いにまかせて何かを書き連ねるブログ

『オノマトペの謎』読んだ

14/31。


気がついたら明日が最終出勤日ですね。しかしニート期間はないので土日が終わったら次の会社ですよ。いいことですね。一週間暇になっても何もしない予感しかしないのでこれでいいんです。

 

今日は『オノマトペの謎』という本の感想を書きます。この本はオノマトペについていろんなひとがそれぞれの興味関心のある分野を紹介している本ですね。でもオノマトペってやっぱり音とか状況とかを言葉にある音に置き換えて使うものなので音に関する内容のものが多かったです。

 

すげえざっくりした理解しかできてないしざっくりした説明しかできないのでたぶんやべえ内容になります。ちゃんと知りたいひとは本読んでください。

 

音象徴っていうのがあって、これは何かっていうと音と意味が結びついていますっていうものです。たとえば「か行」の音は全般的になんか硬そうですね。なんかそんな感じです。

 

実際それはある程度国を超えて共通のものがあるらしく、そういうテストも紹介されます。わたしはブーバ/キキ効果しか知りませんでしたが他にもいろいろあるようです。音に対するイメージはある程度はみんな一致するようです。おもしろいですね。

 

赤ちゃん言葉ってありますよね。カタカナでマザリーズと呼ぶらしいんですが。赤ちゃんに対してしゃべるときに自然と出ちゃう謎の言葉遣いも入りますけど、あれです「だっこ」とか「おんぶ」とか「はいはい」とかですね。「おんぶ」は大人になっても使うぞってか?使いますね。我々は赤ちゃんなんですよ。(暴言)かっこよく言うと「おぶう」になります。わたしはこの本で初めて「おんぶ」のもとになる言葉があることを知りました。微かに小説で見たような気もしますが、実際おぶうって誰も使ってなくないですか。やっぱり我々は赤ちゃんだった頃を忘れないんですね。ほんまか?

 

オノマトペは方言があるらしいです。これに関してはあんまり覚えていませんが、エエッそんなオノマトペあったのか!?っていうのが紹介されていました。違和感バリバリです。方言ってすごいですね。言われたら絶対わからない自信しかありません。

 

しかし一番おもしろかったなって思ったのは最後に出てきた、音とか形とかでそのオノマトペの意味を推測するツールです。たくさんのひとにあるオノマトペに対してどんなイメージをもつかを聞きまくってそのデータをもとに作ったものだそうです。これは逆に「なんかこういうイメージ」っていうのを指定してそれを表すオノマトペを作り出すこともできます。すげえよマジ。

 

こういうのが作れるってことはやっぱり音とイメージが結びついてるって言ってもよさそうです。まあそりゃそうかという気もします。でもそしたらなんで全世界共通言語が生まれなかったんですかね。やはり多少は文化で差が生まれてそうです。おもしろいですね。ちなみにわたしはフランス語の息を吐く音?でだいぶビビりました。他にもいろんな音があるとは思いますが今のとこあれがぶっちぎりです。

 

オノマトペのこと全然詳しくなかったのですがちょっと触れた気分になれてすごくよかったです。ふわっと感じとりたいひとにはおすすめです。ガチでやりたいひとにも導入としていいと思います。おもしろかったです。