地底電波塔

気が向いたときに勢いにまかせて何かを書き連ねるブログ

行動分析学の入門書を読んだ

お久しぶりです。たぶん次もお久しぶりになります。

ここ最近、行動分析学にハマりだしたので本を2冊読みました。正確に言うと半年以上前だったかに一度入門書を読んではいたのですが、あのときは「ふーん」で終わりました。そして今、ついにちょっとしっかりめに興味を持つようになりました。

行動分析学についてざっくり言うと、行動をする直前・直後で何がどう変わるのかというのが行動にとっては非常に重要で、これですべての行動の説明ができるんじゃないか。そしてこれを応用して、直前・直後をうまく操作することで望ましい行動を日々するようにすることも、逆に、望ましくない行動を日々するようにすることもできるんじゃないかという学問です。いや、「できるんじゃないか」なんて弱気な立場じゃなく「できる」っていう立場なのですが、私はまだしっかりとは飲み込めていないのでこの弱気さを貫いていきます。

読んだ本は「メリットの法則」と「行動分析学入門」です。末尾にamazonのリンクを貼っておくので興味がありましたら見てみてください。

前者は行動分析学の一番基礎の部分をわかりやすく書いてくれています。適度に例も出してくれて、ド初心者にやさしい設計です。自分のちょっとした行動を振り返ってみるいいきっかけになります。

後者も行動分析学ド初心者向けではあるのですが、メリットの法則よりもずっと多くの例、そして手法が紹介されます。特にビジネス・組織方面での使用例になるので、これを読むと自分だけでなく組織・集団にも視野を広げられるようになります。

じゃあもう最初から行動分析学マネジメント読もうぜってなりそうですが、私はまずメリットの法則から読むことをおすすめします。理由は単純で、ある程度事前知識があったほうが間違いなく行動分析学マネジメントを読んだときの理解がスムーズになるからです。最初から大量の手法を与えられても拒否反応が出るでしょう。少なくとも私は学生時代に数学や物理の時間などで短期間に見知らぬ公式を大量に見せられたときは発狂しそうでした。

行動分析学マネジメントでは行動分析学の基礎から始めて、いろいろな手法をとある架空の会社でのお話に合わせて紹介していきます。章のはじめにストーリー部分があるのですが、ここで多少事前知識があると、「ああ、ここはたぶんこういうことだな」と考えながら読むことができます。あと、あんまりしっかり覚えていないので事実はちがうのかもしれませんが、最初のほうは事前知識を多少もっていないと少し厳しいような気がしました。

とはいえ行動分析学マネジメントがわかりにくいかというとそんなことは全然ないので、ビジネス面での応用に興味があるひとは最初からこっちでもいいかもしれません。

どちらもやさしめの語り口で読みやすいので、自分や自分の属する組織や集団などと照らし合わせて、少しずつ、できそうなところから活用していくといいのかなと思います。

行動分析学を知ってから日常を見渡すと、今までとかなりちがった視点を得ていることに気がつきます。なんだかすっきりした気分になれるのです。ああ、そうか、あれもそれもそういうことか、と。複雑に考えなくてはいけないことももちろんありますが、できれば無理のない範囲で単純化して考えていきたいなあと思っている自分としてはかなりありがたかったです。

自分の行動を図式化していくのは、うわあ自分ってくだらねえなあって恥ずかしくなったりもしますが、そこはこらえて、自分と向き合う方法のひとつとして使ってみようかなと思います。もちろん、自分だけじゃなくまわりの行動を図式化していくのも楽しいと思います。ここは自分の興味や目的に沿ってやっていったらいいんじゃないでしょうか。

何事もできるところから。まあいつまでこのブームが続くかわかりませんけどね。

ちなみに私は今筋トレを習慣にしたくて仕方ないです。あと、ツイッターを見すぎるのをやめたいです。まずは普段の生活がどうなっているかをしっかり見て、そこからうまく目標を設定して、実際にやっていきたいです。隠れムキムキになりたい。

 

メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

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行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

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