地底電波塔

気が向いたときに勢いにまかせて何かを書き連ねるブログ

退職するぞ

副題:新卒で入った会社を1年未満で退職する実績を解除した顔をしている


もぐらです。タイトルの通りです。


試しに退職理由を細々と書いてみたら長くなりすぎた上に、なぜだかおそらく一番不満が爆発していた時期のことがあまり思い出せないということにも気がついたため、ただ「退職するぞ」という内容のものだけ書くことにしました。


あと、今日から1ヶ月ブログを毎日更新していくぞというイベントを走ることにしました。140字以上あればセーフという意気込みでやっていきます。


ぶっちゃけ「退職するぞ」の一言で今日のブログは終わりなんですが、あまりにも短いので盛ります。退職理由が何だったのかを考えます。


面接のときは「プログラミングに興味を持ち始め、仕事に活かせないかと思って試しに手で数えているものを自動で計算するのを作ってみたが、検討すらされなかったのがショックだった。提案を受け入れてくれないところなのだと気づいた。その後だんだんプログラミングしたいから定時退社したい、という意識になってしまい、もうここまで来たら転職するしかないと思った。」みたいなことを言っていました。


たぶんこれけっこう面接官にグッサリ行く内容なんですよね。「効率化の方法を提案する積極性」「プログラミングへのやる気」がガッツリ伝わる。自分で言うのもなんですが、けっこう有効だと思います。皆さんぜひ使ってください。ちなみにちゃんと実話でして、これ以降自主的に何かしようっていう気をなくしました。打たれ弱いですね。


しかし、実際の退職理由はもうちょっと別なところにあります。環境がよろしくなかったです。定時に退社はできるし特にハラスメントもなかったし、ハタから見たらだいぶホワイトな部類だという自覚はありますが、それでもわたしには無理でした。


部署ガチャ大失敗の例として笑ってほしいのですが、わたしが配属された部署は、構成員はとても優しいなと最初は感じるところでした。白状しますが、ここで数年がんばるぞというモチベーションが入社当初はすごく強くて、しかもなんと数ヶ月は保っていました。


まだ自分でもはっきりと解決してはいませんが、おそらく一番大きな要因は、この部署では褒める文化が一切なかったことにあったと思います。


やることなすことすべてが完璧で当たり前。

完璧にこなしても褒めることはなく、しかしミスを起こせば怒鳴ることはないものの優しく注意する。

強いて言うなら処理速度が早いと「早いね」と言われるくらい。


要するに「否定あるのみ」の文化だったんですね。


これ知ってる!!!病む環境だ!!!

これに耐えられるのはよほど何も気にしない性格か、自己肯定感がマックス値の人々くらいです。


また、前述の通りいかに便利でも理解しにくいものは取り入れたくないので、業務効率化は推進しようと口ではいうものの実際に取り入れる気はほぼありません。もしかしたら最初にExcelのマクロでも組んでたら違った結果になっていたのかもしれませんが、当時のわたしがまずやりたいと思ったのは明確なルールをもって手で数え上げているものを自動化することでした。需要と供給の不一致ですね。


上のふたつが合わさると、ここで元気に過ごせるひとは「いかに業務が非効率的でも何も不満や疑問を覚えず(覚えていてもあまり口には出さない)、自分のミスに寛容で、誰からも何も評価されなくても大丈夫」な人ぐらいになります。これ、おそらく会社からするとかなり都合がいいです。何の労力もかけなくても望んだ仕事をこなしてくれる。便利な人材だなあ。


なんかだんだんつらくなってきたので止めたいのですが、とにかく辞めます。一時期だいぶ精神が危なかったのですが、運よく社内のメンタル系に詳しいひとと、自分と同じような感覚を持ったひとと仲良くなれたのでなんとか事なきを得ました。本当に運がよかったと思います。愚痴や悩みを言える、共通の話題を持つ相手がいるって大事ですね。


かなり元気になった今なら言えるのですが、結局自分が壊れても会社は責任取らないので、壊れる前に逃げるしかないんですね。独力ではかなり難しいとは思いますが(実際わたしももし上のふたりがいなかったら今頃どうなっていたかわかりません)、つらかったら元気な内に逃げましょう。


退職した報告だけのはずがなぜか逃避を推奨する内容になってしまいました。なぜ。でも致し方ない逃避というのは本当にあると思うので、逃げたらダメだと思い込まないようにするのがいいのかなと思います。