地底電波塔

気が向いたときに勢いにまかせて何かを書き連ねるブログ

エセー超訳版の感想

19/31。日をまたいでしまった。

なんと本を読み終わりました。1日3時間くらい費やしてるとそれなりに進むものらしいです。やったね。

モンテーニュ『エセー』の超訳版です。さっそく感想いきます。

と言ってもそんなにないです。『エセー』の中から人生訓を集めたものらしくて、とにかくモンテーニュの人生観で頭をぶん殴られ続けます。

一言で言えば非常に人間くさい中身です。一見自己啓発ですがただの自己啓発ではありません。生存バイアスあるんじゃねえかとちょっと警戒しながら読んでしまったのですが、本人としてはおそらくただ盛大に自分語りをした感覚だと思います。

とにかく彼は諦めています。地位も名声も別にええわ、みたいな。率直な感想としては「すごく僧っぽい」です。なんか僧にいそう。感動して真似しようって思うひとは必ずいると思うのですが、わたしは変に距離を置いて見ようとしてしまったので若干の恐怖があります。おそらく彼のように生きられたら本当に平穏な精神を手に入れられると思います。まあ、まだ若すぎるのかもしれないなとは思います。しかし、彼に憧れを抱くひとは多そうだなと思います。

穏やかな精神に興味があったらこの本は大きなヒントを与えてくれると思います。