地底電波塔

気が向いたときに勢いにまかせて何かを書き連ねるブログ

自動ドアを通るのが怖い

自動ドアを通るのが怖い


どうも。自動ドアを通るのが怖いです。エレベーターへの出入りとか、可能なかぎり開いた直後にサッと入りたい。ちょっと経ってから入るのは中にすでに人がいるのでもない限りは安心して通れない。必ず横に手をかざしながら通る。たしかに衛生的だし、力を使わなくてもいいし、便利なのは間違いない。しかし、それでも私は自動ドアが好きではない。

理由は至って単純である。小学生低学年くらいの時に近所のマクドナルドにあった自動ドアに私はあっさり挟まれた。まだ身体が小さすぎたから感知してくれなかったんだろう。見事に肩に自動ドアがめりこんだ。トレーを持ってなくて本当によかった。余談だが、あれはたしか空港だったと思うが、スーツの紳士が優雅にコーヒーを持って移動していたらガラスに激突してしまい、服も床もコーヒーで濡れた光景を見たことがある。正直、離れて見ていた私にもあそこにガラスがあるようには見えなかった。ガラスは多少曇っている方が親切なのかもしれないなと思った。

マクドナルドの自動ドアは、さすがに私を勢いよく挟んだ後はすぐに開いたが、それにしてもとにかく痛かったし、まさか自動ドアに挟まれるなんて当時は一切想定していなかったので、自動ドアに対して完全に恐怖を抱いてしまった。

それ以降、取っ手のような位置に手で触れないと開かない仕様の自動ドアしか信用しなくなった。自動ドアはなるべく開いている間に通り抜ける。閉まろうとしている時は少し前で立ち止まり、開き始めるのを待つ。エレベーターが複数あるような大型ビルにおいては開く予兆のあるエレベーターに真っ先に向かい、なるべく開く前から目の前に待機するようになった。とにかく、二度と挟まれないようにするためである。

これのおかげで役に立っている部分はある。電車で駆け込み乗車は絶対にしない人間になった。たまに駆け込んだものの挟まってるひとを見るが、なぜ自ら挟まれに行かねばならないのか。私は嫌だ。まあ、そもそも駆け込み乗車するなよという話なので、ただ行儀のいい人間ができあがっただけだが。

とか言って、ちょっと焦ってる時はやっぱり駅の中でなかなかのスピードで早歩きしてしまうので、実はできあがっていない気もする。少なくとも駅の中で全力疾走して他の利用客にぶつかるなんてことはまずしない。人が少ないときに全力で早歩きする。

まあ、自動ドアを通れないわけではないので、特に困ってないけど。感覚としてはガスコンロで火を出すような感覚だ。いつか腕が燃やされるのではないかと日々怯えながら使っている。まあ燃やされたことは一度もないしたぶん今後もないけど。使わない生活が考えられないから使っている。

では。